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1,666万円のセダンを考えていると、『ディーゼルやi7じゃなくて、ガソリンの740iでいいのかな』と迷いますよね。
結論から言うと、740iは「7シリーズでいちばん軽く、後輪駆動で素直に走るガソリン車」です。価格は740d xDriveと同じ1,666万円なので、決め手は燃料と駆動方式になります。
この記事では、エンジンの中身から価格、サイズ、燃費、2026年6月の生産終了後の買い方まで、数字で見ていきます。
BMW 740iのエンジンとスペックは?
740iは3.0Lの直列6気筒ガソリンターボに、48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせたモデルです。最高出力381ps、後輪駆動、8速ATという組み合わせになります。
いまの7シリーズ(G70)の中で、ガソリンエンジンを積んでいるのは740iだけです。V8やV12のガソリン車は、日本の現行ラインアップにはありません。
排気量は2,997ccで、税金の区分では「2.5L超3.0L以下」に入ります。数字で並べると、次のとおりです。
| 項目 | BMW 740i(現行G70・公式主要諸元 2025年11月版) |
|---|---|
| 車両型式 | 3AA-22EH30 |
| エンジン | B58B30P 直列6気筒DOHCガソリン・ターボ |
| 総排気量 | 2,997cc |
| 最高出力 | 280kW(381ps)/5,500rpm |
| 最大トルク | 520Nm/1,850〜5,000rpm(システム540Nm) |
| マイルドハイブリッドのモーター | 13kW(18ps)/200Nm |
| トランスミッション | 8速AT(シフト・パドル付) |
| 駆動方式 | 後輪駆動 |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアム(ハイオク) |
| 0-100km/h加速 | 5.4秒(ヨーロッパ仕様車値・BMW自社データ) |
『マイルドハイブリッドって、ハイブリッド車ってこと?』と思う方も多いはずです。
ここで言うハイブリッドは、発進や加速の時にモーターがエンジンを手伝う仕組みです。モーターだけで長い距離を走ったり、コンセントから充電したりする車ではありません。
ちなみに、日本仕様は8速ATだけで、マニュアル車(MT)の設定はありません。ハンドルも全車右ハンドルです。
外部充電できる7シリーズの歴史は、7シリーズのハイブリッド・PHEVの記事で世代ごとに追っています。
740iの価格はいくら?M SportとExcellenceは同じ値段
2025年11月以降生産車のメーカー希望小売価格(消費税込・公式価格表)は、740i ExcellenceもM Sportも16,660,000円です。740d xDriveも同じ金額なんです。
7シリーズの現行価格を並べると、ガソリンとディーゼルが同額で、電気自動車のi7だけが上に離れている形です。
| モデル | 駆動 | 価格(2025年11月以降生産車・税込) |
|---|---|---|
| 740i Excellence | 後輪駆動 | 16,660,000円 |
| 740i M Sport | 後輪駆動 | 16,660,000円 |
| 740d xDrive Excellence/M Sport | 4WD | 16,660,000円 |
| i7 xDrive60 Excellence/M Sport | 4WD | 18,280,000円 |
| i7 M70 xDrive | 4WD | 22,840,000円 |
この金額は車両本体の価格です。税金(消費税を除く)や保険料、登録の諸費用、付属品は別にかかり、リサイクル料金は23,510円と公式価格表にあります。
発売から何度値上がりした?
実は740iは、2022年の発売から何度も価格が改定されています。中古車の「新車時価格」を見る時は、どの時期の生産車かで基準が変わるので注意しておきましょう。
| 時期(公式価格表・生産時期) | 740i(Excellence・M Sport同額) |
|---|---|
| 2022年7月 発売時 | 14,900,000円 |
| 2023年3月生産分 | 15,320,000円 |
| 2023年7月・11月生産分 | 15,880,000円 |
| 2024年3月生産分 | 15,980,000円 |
| 2025年3月生産分 | 16,420,000円 |
| 2025年7月生産分 | 16,460,000円 |
| 2025年11月生産分 | 16,660,000円 |

発売時と比べると、176万円上がっている計算です。全モデルの価格の推移は7シリーズの新車価格一覧で並べています。
M SportとExcellenceは何が違う?
同じ値段なので、選ぶ基準は見た目の好みです。Excellence(エクセレンス)はクロームを効かせた落ち着いた仕立てで、M Sportは引き締まったスポーティな仕立てになります。
| 項目 | 740i Excellence | 740i M Sport |
|---|---|---|
| 価格 | 16,660,000円 | 16,660,000円 |
| 標準ホイール | 20インチ スタースポーク・スタイリング905 | 20インチ M エアロダイナミック907M |
| タイヤ(前/後) | 255/45R20 / 285/40R20 | 255/45R20 / 285/40R20 |
| 選べる色の例 | スパークリング・コッパー・グレー、スペース・シルバー、ソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクト | M カーボン・ブラック、M ブルックリン・グレー |
オキサイド・グレーやアルピン・ホワイト、ブラック・サファイアのように、どちらでも選べる色もあります。グレードの選び方そのものは、M SportとExcellenceの違いで詳しく比べています。
740iのサイズと車重は?日本の道で扱える大きさか
740iの全長は5,390mm、全幅は1,950mmです。7シリーズ全車が同じボディなので、740iだから小さいということはありません。ただし車重は2,120kgで、7シリーズの中ではいちばん軽いモデルです。
| 項目(公式主要諸元 2025年11月版) | 740i | 740d xDrive | i7 xDrive60 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 5,390mm | 5,390mm | 5,390mm |
| 全幅 | 1,950mm | 1,950mm | 1,950mm |
| 全高 | 1,545mm | 1,545mm | 1,545mm |
| ホイールベース | 3,215mm | 3,215mm | 3,215mm |
| 最低地上高 | 147mm | 147mm | 136mm |
| 車両重量 | 2,120kg[2,160kg] | 2,230kg[2,270kg] | 2,690kg[2,730kg] |
| 最小回転半径 | 6.1m | 6.1m | 6.2m |
| トランク容量 | 540L | 540L | 500L |
[ ]内はリヤのマルチファンクション・シートを付けた車の値です。
最小回転半径の6.1mは数字だけ見ると大きいですよね。ただ、全車標準の後輪操舵(インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング)が働く条件では5.7mになると公式に注記されています。
例えば、こんな場面を想像してみてください。
「この幅だと、うちの機械式駐車場は無理かな」
「全幅の制限が1,950mmより狭いと入らないので、まず管理会社に寸法を聞いてみましょう」
全幅1,950mmは、駐車場の制限に引っかかりやすい数字です。駐車場ごとの考え方は7シリーズのサイズと駐車場の記事でまとめています。
「全長だけ測って安心する」のはよくある失敗です。機械式は全幅と重さ、ミラーを含めた幅で制限されることもあるので、契約前に確かめておきましょう。
燃費とハイオク代、税金はどのくらい?
740iの燃費はWLTCモードで12.8km/Lです。燃料はハイオクで、タンクは74L。自動車税は年50,000円です。
| 燃費(国土交通省審査値) | 740i | 740d xDrive |
|---|---|---|
| WLTCモード | 12.8km/L | 14.7km/L |
| 市街地モード | 8.8km/L | 9.4km/L |
| 郊外モード | 14.1km/L | 15.9km/L |
| 高速道路モード | 14.8km/L | 18.1km/L |
| JC08モード | 16.0km/L | 17.7km/L |
| 燃料 | ハイオク | 軽油 |
街中が中心だと、市街地モードの8.8km/Lに近い数字を見ておくと気持ちがラクです。高速道路が多い方なら、14.8km/Lが目安になります。
74Lのタンクで計算すると、WLTCの12.8km/Lなら満タンで約947km、市街地の8.8km/Lなら約651kmです。実際は気温や渋滞で下がるので、あくまで計算上の目安として見てください。
『年間でどのくらいガソリン代が違うの?』という方は、年間の走行距離を燃費で割ってみてください。
年1万kmなら、740iは約781L、740d xDriveは約680Lです。ここに地元のハイオクと軽油の単価を掛けると、差が見えてきます。
- 自動車税(種別割)は年50,000円の区分かを確かめる
- 自動車重量税は車両重量2.0t超2.5t以下の区分で計算する
- 任意保険は車両保険の金額を入れて見積もる
- BMW CARE(新車保証3年・走行距離無制限)の後の延長保証を検討する
税金や保険を含めた年間の総額は7シリーズの維持費の記事、実燃費の話は7シリーズの燃費の記事で詳しく見ています。
740dやi7と比べて、740iを選ぶのはどんな人?
740iが向いているのは、走る距離がそこまで多くなく、軽さと後輪駆動の素直な走りを好む方です。長距離や雪道が多いなら740d xDrive、静かさと税金の安さを取るならi7が候補になります。
| 比べる項目 | 740i | 740d xDrive | i7 xDrive60 |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 16,660,000円 | 16,660,000円 | 18,280,000円 |
| 駆動方式 | 後輪駆動 | 4WD | 4WD |
| 燃料・電気 | ハイオク | 軽油 | 電気(105.7kWh) |
| 最高出力 | 381ps | システム299ps | システム544ps |
| 最大トルク | 520Nm(システム540Nm) | 650Nm(システム670Nm) | システム745Nm |
| 0-100km/h | 5.4秒 | 5.8秒 | 4.7秒 |
| 燃費・航続 | WLTC 12.8km/L | WLTC 14.7km/L | 一充電650km(WLTC) |
| 自動車税(年) | 50,000円 | 50,000円 | 25,000円 |
- 7シリーズでいちばん軽い(2,120kg)
- 0-100km/hは740d xDriveより速い5.4秒
- トランクはi7より40L広い540L
- 給油はどこでもでき、充電の段取りが要らない
- 4WDの設定がなく、後輪駆動だけになる
- 燃料はハイオクで、燃費は740d xDriveに届かない
- 自動車税はi7の倍の年50,000円
- 2026年6月で生産終了し、在庫車だけになる

ディーラーの商談では、こんなやり取りになることもあります。
「同じ値段なら、740dのほうが燃費もいいし得ですよね?」
「年間の走行距離が少ないなら、燃料代の差はそこまで大きくならないこともあります。雪道を走るかどうかで決める方も多いですね」
ディーゼルの考え方は740d xDriveの記事、電気自動車の考え方はBMW i7の記事で見ています。
2026年6月で生産終了。いま740iを新車で買うには
BMW公式サイトには、740iと740d xDriveは2026年6月で生産終了し、以降は在庫車両の販売のみと書かれています。新車で欲しいなら、在庫があるうちに条件を比べるのが現実的です。
2026年4月には、7シリーズの大幅改良モデル(LCI)が海外で発表されました。ただし、日本での発売時期や価格、グレードはまだ発表されていません。
『新型を待つべき?』と迷うのは自然です。ただ、待つ間は値段もグレードも分からないので、比べる材料がないまま待つことになります。新型の見通しは7シリーズの次の新型の記事で追っています。
- M SportかExcellenceか、色の第一候補と第二候補を決める
- 複数の販売店で、在庫の仕様と見積もりを出してもらう
- 車両本体以外の諸費用とオプションの内訳を並べて比べる
- 今の車の下取り額と、買取の査定額も確かめておく
在庫車は仕様が決まっているので、色やオプションが自分の希望とずれることもあります。一つの店だけで決めず、見積もりを並べてみてください。
BMW 7シリーズ買いたいドットコム
BMW 7シリーズの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、BMW 7シリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
値引き交渉の順番は、トップ記事の7シリーズの値引き相場と交渉の順番で詳しくまとめています。
中古の740iを見る時は、世代を確かめる
「740i」という名前は先代のG11世代にも使われていました。同じ名前でも、世代が違えば中身も装備も別物です。
先代G11は2015年10月に日本で発表された世代で、ロングボディのG12には「740Li」の名前がありました。一方、現行G70は全車がホイールベース3,215mmの1ボディで、「Li」の作り分けはありません。
- 車検証の型式が3AA-22EH30(現行G70)かを確かめる
- 新車時の生産時期と、その時期の価格を照らし合わせる
- BMW CAREの残り期間か、BMW認定中古車の保証が付くかを確かめる
- エアサスや電装品の点検記録が残っているかを見る
先代の740iや前期・後期の違いはG11・G12とF01・F02の中古の記事、年式の狙い方は7シリーズの中古車の選び方で見ています。
アルピナB7も気になる方がいますよね。アルピナB7は先代G11/G12ベースまでで、現行G70ベースのB7は発売されていません。詳しくはアルピナB7との違いで比べています。
よくある故障と修理費の目安は、7シリーズの故障の記事を見てみてください。
よくある質問
BMW 740iの新車価格はいくらですか?
2025年11月以降生産車のメーカー希望小売価格(消費税込)は、ExcellenceもM Sportも16,660,000円です。税金や登録諸費用、付属品は別にかかります。
740iの排気量と馬力は?
排気量2,997ccの直列6気筒ガソリンターボで、最高出力は381psです。48Vのマイルドハイブリッドが組み合わされています。
740iに4WDやマニュアル車はありますか?
日本仕様の740iは後輪駆動の8速ATだけです。4WDが欲しい場合は740d xDriveかi7 xDrive60が候補になります。
740iの燃費はどのくらいですか?
WLTCモードで12.8km/L、市街地モードで8.8km/Lです。燃料はハイオクで、タンク容量は74Lです。
740iはもう新車で買えませんか?
公式サイトでは2026年6月で生産終了、以降は在庫車両の販売のみとされています。在庫の有無は販売店で確かめるのが確実です。
まとめ
- 740iは3.0L直6ガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド、381psの後輪駆動
- 価格は2025年11月以降生産車でExcellence・M Sportとも16,660,000円
- 全長5,390mm・全幅1,950mm、車重2,120kgで7シリーズでいちばん軽い
- 燃費はWLTC 12.8km/L、ハイオク・タンク74L、自動車税は年50,000円
- 2026年6月で生産終了。新車は在庫車の見積もりを並べて比べる





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