BMW 7シリーズのタイヤサイズと交換費用・スタッドレスの選び方

BMW 7シリーズのタイヤサイズと交換を解説する記事のアイキャッチ

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タイヤ交換の見積もりを取ろうとして、サイズを聞かれて手が止まった。そんな方も多いはずです。

結論から言うと、現行の7シリーズ(G70)は全車が前後で違うサイズのタイヤを履いています。740i・740d xDrive・i7 xDrive60は前255/45R20・後285/40R20、i7 M70 xDriveだけが前255/40R21・後285/35R21です。

ここでは、サイズの一覧と空気圧の確かめ方、交換費用とスタッドレスの考え方まで、順番に見ていきます。

目次

BMW 7シリーズのタイヤサイズは?グレード別一覧

先に結論

標準タイヤは「20インチの前後異径」が基本で、i7 M70 xDriveだけ21インチです。Excellence(エクセレンス)とM Sportでホイールのデザインは違いますが、タイヤサイズは同じです。

まずは公式主要諸元(2025年11月以降生産車)の標準タイヤを並べます。

モデル(現行G70)前タイヤ後タイヤ標準ホイール
740i Excellence255/45R20285/40R2020インチ スタースポーク・スタイリング905(前9J/後10.5J)
740i M Sport255/45R20285/40R2020インチ M エアロダイナミック907M(前9J/後10.5J)
740d xDrive Excellence255/45R20285/40R2020インチ スタースポーク・スタイリング905
740d xDrive M Sport255/45R20285/40R2020インチ M エアロダイナミック907M
i7 xDrive60 Excellence255/45R20285/40R2020インチ スタースポーク・スタイリング905
i7 xDrive60 M Sport255/45R20285/40R2020インチ M エアロダイナミック907M
i7 M70 xDrive255/40R21285/35R2121インチ M エアロダイナミック909M(前9J/後10.5J)

『740iのタイヤサイズは?』『i7は違うの?』と聞かれることがありますが、実はi7 xDrive60までは740iと同じサイズです。

違うのはi7 M70 xDriveだけ、と覚えておけば迷いません。

7シリーズのグレード別タイヤサイズを並べた図解

ただし、オプションで21インチのホイールを選んだ車もあります。中古や下取りの車だと、カタログの標準とは違うサイズが付いていることも。

一番確実なのは、今付いているタイヤの側面に書かれた数字を見ることです。

例えば「255/45R20」なら、幅255mm、偏平率45%、20インチのホイール用という意味です。前と後ろで数字が違うので、両方メモしておきましょう。

前後でサイズが違うと何が困る?

先に結論

前後で幅が違うので、前のタイヤと後ろのタイヤを入れ替える「前後ローテーション」ができません。減り方の早いほうだけ先に交換する、という形になりやすいです。

国産車だと、タイヤを前後で入れ替えて長持ちさせる方法がよく使われますよね。

7シリーズは前が255、後ろが285と幅が違うので、この方法が使えないんです。

前後異径で起きることどう備えるか
前後ローテーションができない減り具合を前後別々に見ておく
前後で減るスピードが違う2本ずつ替えることを想定しておく
在庫が前後で別になる交換を頼む前に前後のサイズを伝える
スペアタイヤが無いタイヤ・リペア・キットの場所を確かめておく

後輪駆動の740iは、後ろのタイヤが先に減りやすい傾向があります。4WDの740d xDriveやi7でも、乗り方次第で減り方は変わります。

『じゃあ2本だけ替えてもいい?』と思いますよね。

同じ軸(前の2本、後ろの2本)を揃えて替えるのが基本です。ただ、銘柄を前後で混ぜると、乗り味が変わったと感じる方もいます。できれば4本とも同じ銘柄で揃えておきたいところです。

7シリーズの空気圧はどこで確かめる?

先に結論

指定空気圧は車体に貼られたラベルと取扱説明書で確かめます。7シリーズには全車「タイヤ空気圧モニタリング・システム」が標準で付いているので、メーターやディスプレイでも状態が見られます。

空気圧の数値は、タイヤサイズや乗る人数、荷物の量で変わることがあります。

だから「7シリーズは何kPa」と1つの数字で覚えるより、自分の車のラベルを見るのが確実なんです。

空気圧を確かめる流れ
  1. 運転席側のドアを開け、ドア周りに貼られた空気圧のラベルを探す
  2. ラベルに書かれた前後の指定値をメモする
  3. タイヤが冷えている時に、ガソリンスタンドや販売店で空気圧を測る
  4. 指定値に合わせて空気を入れる
  5. 空気圧を合わせた後は、車両の設定でモニタリング・システムのリセットを行う

ラベルの位置やリセットの手順は、年式によって違うことがあります。迷ったら取扱説明書か、BMW正規ディーラーで確かめてみてください。

補足

7シリーズにはスペアタイヤがありません。標準装備はタイヤ・リペア・キットです。標準タイヤがランフラットタイヤかどうかは公式諸元で確かめられなかったので、自分の車のタイヤ側面の表示で確認しておきましょう。

タイヤ交換の費用はいくら?金額が決まる仕組み

先に結論

7シリーズのタイヤ交換は、20インチ以上・前後異径・プレミアムブランドが中心なので、国産セダンより高くなりやすいです。4本で数十万円台になることもあり、銘柄と依頼先で大きく変わります。

『結局いくらかかるの?』というのが一番知りたいところですよね。

ただ、タイヤの値段は銘柄と時期で動くので、この記事では金額を断定しません。代わりに、見積もりの金額を決めるものを並べておきます。

費用の中身金額を左右するもの
タイヤ本体サイズ(20か21インチ)、銘柄、承認タイヤかどうか
組み換え工賃ホイールの大きさ、依頼先(ディーラー・タイヤ店・持ち込み)
バランス調整1本ごとにかかることが多い
バルブ・センサー関連空気圧センサーの扱い、交換が要るかどうか
古いタイヤの処分1本ごとの処分料
アライメント調整偏った減り方をしている時に勧められることがある

BMWにはメーカーが承認したタイヤがあり、タイヤの側面に星のマークが入っているものがそれです。

承認タイヤは車に合わせて作られているので、乗り心地や静かさを保ちたいならこちらが無難です。ただ、値段は高めになりやすいです。

例えば、こんな比べ方をしてみてください。

「承認タイヤで4本と、承認以外の同じサイズで4本、両方見積もってもらえますか」
「工賃とバランス、処分料も込みの総額でお願いします」

総額で並べると、どこで差が出ているのかが分かりやすくなります。タイヤ代を含めた年間の出費は7シリーズの維持費の内訳でまとめています。

タイヤ交換のタイミングはどう見る?

『まだ溝はあるけど、替えたほうがいい?』と迷うことってありますよね。

交換のタイミングは、溝の深さと、タイヤが作られてからの年数の2つで見ます。

見るところ確かめ方交換を考える目安
溝の深さ溝の中にあるスリップサインを見るスリップサインが出たら使えない
製造年タイヤ側面の4桁の数字(週と年)年数がたちゴムが硬くなったら相談する
ひび割れ側面や溝の底を目で見る深いひびがあれば早めに点検
片減り内側と外側の減り方を比べる偏っていればアライメントも点検

スリップサインは、溝の残りが1.6mmになると表面に出てくる目印です。ここまで減ったタイヤは車検にも通りません。

7シリーズのような重い車は、溝が残っていても雨の日の止まりやすさが落ちてくることがあります。点検のたびに、前後それぞれの状態を見てもらっておくと安心です。

7シリーズのスタッドレスタイヤはどう選ぶ?

先に結論

スタッドレスは標準と同じサイズを選ぶのが一番迷いません。インチダウン(小さいホイールにする)を考えるなら、ブレーキに当たらないか、車検に通るかを販売店で確かめてから決めましょう。

雪の日に乗るかもしれない、という方はスタッドレスを考えますよね。

7シリーズの場合、まず気をつけたいのがチェーンです。公式価格表には、20インチ・21インチのホイールとも「スノー・チェーンは装着できません」と書かれています。

よくある失敗

「冬はチェーンを積んでおけば大丈夫」と考えて、スタッドレスを用意しないケースです。7シリーズの標準ホイールではチェーンが付けられないので、雪道を走る予定があるならスタッドレスが前提になります。

スタッドレスを用意する時は、ホイールごと1セット用意して、季節で付け替える方が多いです。

選び方良いところ気をつけるところ
標準と同じサイズで用意する見た目や乗り味の変化が小さいタイヤ本体の値段が高くなりやすい
インチダウンして用意するタイヤの値段を抑えやすいブレーキとの干渉や車検の適合を確認する
雪の日は乗らないタイヤ代がかからない急な降雪の日に動けない
7シリーズの冬用タイヤとチェーンの注意点をまとめた図解

駆動方式でも考え方が変わります。740iは後輪駆動、740d xDriveとi7は4WDです。

4WDだからといって止まる力が上がるわけではないので、どちらでもスタッドレスの用意は大事です。i7は車両重量が2,690kg〜2,760kgと重いので、タイヤの荷重の表示(ロードインデックス)も合わせて確かめておきましょう。

タイヤで燃費や乗り心地は変わる?

先に結論

タイヤの銘柄や空気圧で、燃費・電費や乗り心地の感じ方は変わります。7シリーズは全車エア・サスペンションが標準ですが、タイヤの空気圧が合っていないと、その良さが出にくくなります。

『乗り心地が硬くなった気がする』という時、まずタイヤを疑ってみるのも1つの手です。

空気圧が高すぎたり、溝が減ってタイヤが硬くなっていたりすると、段差の当たりが強く感じられることがあります。

燃費や電費にもタイヤは関係します。空気圧が低いと転がりが重くなり、740iのカタログ値WLTC12.8km/Lや、i7 xDrive60の一充電走行距離650km(WLTC)から離れやすくなります。

タイヤを長持ちさせるために
  • 月に1回は空気圧を測る
  • 前後それぞれの溝の減り方を見る
  • 片減りしていたらアライメントを点検してもらう
  • 保管するタイヤは直射日光と雨を避ける
  • 交換したら空気圧モニタリング・システムをリセットする

燃費の考え方は7シリーズの実燃費とハイオク・タンク容量、乗り心地の話は7シリーズの乗り心地とエアサスでも詳しく見ています。

購入前に値引きやオプションの話をまとめておきたい方は、7シリーズの値引き相場と限界額も参考にしてみてください。

よくある質問

BMW 740iのタイヤサイズはいくつですか?

現行G70の740iは、ExcellenceもM Sportも前255/45R20、後285/40R20です(公式主要諸元・標準)。オプションの21インチホイールを選んでいる車もあるので、実車のタイヤ側面でも確かめてみてください。

BMW i7のタイヤサイズは740iと違いますか?

i7 xDrive60は740iと同じ前255/45R20、後285/40R20です。i7 M70 xDriveだけが前255/40R21、後285/35R21の21インチです。

7シリーズの空気圧はいくつですか?

指定空気圧はサイズや積載状態で変わることがあるので、運転席側のドア周りのラベルと取扱説明書で確かめるのが確実です。空気を入れた後は空気圧モニタリング・システムのリセットも行いましょう。

7シリーズにタイヤチェーンは付けられますか?

公式価格表には、20インチ・21インチのホイールとも「スノー・チェーンは装着できません」と記載されています。雪道を走るならスタッドレスタイヤを用意するのが前提です。

7シリーズにスペアタイヤはありますか?

スペアタイヤはありません。標準装備はタイヤ・リペア・キットとタイヤ空気圧モニタリング・システムです。

まとめ

この記事の要点
  • 740i・740d xDrive・i7 xDrive60は前255/45R20・後285/40R20
  • i7 M70 xDriveだけ前255/40R21・後285/35R21の21インチ
  • 前後異径なので前後ローテーションができない
  • 空気圧は車体のラベルで確かめ、合わせた後はモニタリングをリセットする
  • 標準ホイールにチェーンは付けられないので、雪道ならスタッドレスを用意する
BMW 7シリーズ買いたいドットコム

BMW 7シリーズ買いたいドットコム 編集部

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