BMW i7は7シリーズの電気自動車|航続距離・充電・価格と740iとの違い

BMW i7の価格と航続距離、充電を解説する記事のアイキャッチ

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7シリーズを見ていると、同じ顔で「i7」という車が並んでいますよね。『名前が違うけど、7シリーズとは別の車?』と思う方も多いはずです。

結論から言うと、BMW i7は7シリーズの電気自動車版で、ボディは740iと同じG70です。違うのは動力と価格で、i7 xDrive60は740iより162万円高い1,828万円になります。

この記事では、航続距離や充電、サイズと重さ、税金まで、740iと並べて数字で見ていきます。

目次

BMW i7はどんな車?7シリーズとの関係

先に結論

i7は7シリーズ(G70)初の電気自動車です。いま新車で選べるのは、i7 xDrive60(Excellence/M Sport)とi7 M70 xDriveの2種類です。

i7は2022年7月、740iや740d xDriveと同じタイミングで日本に登場しました。発売時はi7 xDrive60だけでしたが、2023年5月に後輪駆動のi7 eDrive50と、最上級のi7 M70 xDriveが加わっています。

その後、i7 eDrive50は2025年6月に生産を終えました。中古で見かける「e50」「eDrive50」は、この販売終了したモデルのことです。

モデル駆動状況(2026年10月時点)
i7 xDrive60 Excellence4WD(前後モーター)新車で販売中
i7 xDrive60 M Sport4WD(前後モーター)新車で販売中
i7 M70 xDrive4WD(前後モーター)新車で販売中
i7 eDrive50 Excellence/M Sport後輪駆動(後モーター1基)2025年6月 生産終了

ちなみに、i7はセダンだけの設定です。ひとまわり小さい電気自動車のセダンにはi5があり、5シリーズとの違いは7シリーズと5シリーズ・8シリーズ・X7の違いで比べています。

最上級のM70については、i7 M70と歴代の最上級モデルの記事で詳しく見ています。

BMW i7の価格はいくら?740iとの差は162万円

先に結論

2025年11月以降生産車のメーカー希望小売価格(消費税込・公式価格表)は、i7 xDrive60が18,280,000円、i7 M70 xDriveが22,840,000円です。

モデル価格(2025年11月以降生産車・税込)740iとの差
740i(参考)16,660,000円なし
i7 xDrive60 Excellence18,280,000円1,620,000円
i7 xDrive60 M Sport18,280,000円1,620,000円
i7 M70 xDrive22,840,000円6,180,000円

この金額は車両本体の価格です。税金(消費税を除く)や保険料、登録諸費用、付属品は別にかかり、リサイクル料金は23,510円と公式価格表にあります。

i7 xDrive60も、発売から何度か価格が改定されています。中古で新車時の価格を見る時は、生産時期で基準が変わるので気をつけておきましょう。

時期(公式価格表・生産時期)i7 xDrive60i7 eDrive50(販売終了)
2022年7月 発売時16,700,000円設定なし
2023年3月生産分17,100,000円設定なし
2023年7月・11月生産分(eDrive50は2023年5月追加)17,480,000円15,980,000円
2024年3月生産分17,580,000円15,980,000円
2025年3月生産分18,020,000円16,420,000円
2025年7月生産分18,060,000円生産終了(2025年6月)
2025年11月生産分18,280,000円なし

『補助金を使えば、740iと変わらないくらいになる?』と考える方もいますよね。

国や自治体の補助金、減税の金額は年度と条件で変わります。この記事では金額を書かないので、購入する年度の条件を販売店と公的な窓口で確かめてみてください。

全モデルの価格は7シリーズの新車価格一覧、ExcellenceとM Sportの違いは7シリーズのグレードの違いで並べています。

i7の航続距離と電費は?xDrive60で650km

先に結論

WLTCモードの一充電走行距離は、i7 xDrive60が650km、i7 M70 xDriveが570kmです。バッテリーの総電力量はどちらも105.7kWhです。

モデル一充電走行距離(WLTC)電力量消費率(WLTC)市街地/郊外/高速
i7 xDrive60650km184Wh/km192/179/185Wh/km
i7 M70 xDrive570km212Wh/km232/209/209Wh/km
i7 eDrive50(販売終了)652km185Wh/km201/181/184Wh/km

数字はすべて国土交通省審査値のカタログ値です。実際は気温やエアコンの使い方、速度で短くなることもあるので、余裕を持って見ておくと安心です。

ここで一つ注意があります。2026年4月に海外で発表された大幅改良モデルは「航続700km超」と紹介されていますが、これは欧州のWLTPという別の測り方の数字です。日本のWLTCの650kmと並べて比べないようにしておきましょう。

i7 xDrive60とi7 M70 xDrive、740iの価格・航続距離・税金を比べた図解

実燃費や電費の考え方は、7シリーズの燃費と電費の記事で740iや740dと一緒に見ています。

充電は何分かかる?自宅と急速充電の考え方

先に結論

BMWジャパンの実測参考値では、i7 xDrive60を最大出力90kWの急速充電器につないだ時、10%から80%まで56分です。普段は自宅で充電し、遠出の時に急速充電を使う形が中心になります。

『充電が面倒で、結局使わなくなるんじゃ…』と心配になりますよね。

実は、電気自動車の毎日の充電は、自宅で寝ている間に済ませるのが基本の使い方です。普通充電のケーブルは標準で付いてくるので、自宅に充電用のコンセントや設備があるかが最初の分かれ目になります。

自宅で充電できるようにする順番
  1. 駐車場に充電設備を置けるか、管理会社や家族に確かめる
  2. 電気工事の業者に、配線と工事費の見積もりを出してもらう
  3. 販売店で、i7に合う充電設備と普通充電の出力を確かめる
  4. 遠出の道にある急速充電器の場所を、地図アプリで調べておく
BMW i7を自宅で充電できるようにするまでの4つの手順を示した図解

対応する急速充電の規格や、受け入れられる最大の出力は、この記事では確かめきれていません。購入前に販売店で確かめておくのが確実です。

i7にはV2H/V2L(外部給電)の機能もあります。停電の時に家へ電気を送るには、社外品の外部給電器が別に要ります。

例えば、こんな場面を考えてみてください。

「マンションで充電設備がないんですが、i7は無理ですか?」
「近くの急速充電だけでも使えますが、毎回出かけて充電する手間は出ます。まずは管理組合に設備の相談をしてみるのがおすすめです」

サイズと重さは?740iより約570kg重い

先に結論

i7の全長・全幅・全高は740iと同じです。ただし、車両重量はi7 xDrive60で2,690kg、i7 M70 xDriveで2,760kgあり、740iの2,120kgよりかなり重くなります。

項目(公式主要諸元 2025年11月版)i7 xDrive60i7 M70 xDrive740i(参考)
車両型式ZAA-52EJ89ZAA-82EH933AA-22EH30
全長5,390mm5,390mm5,390mm
全幅1,950mm1,950mm1,950mm
全高1,545mm1,545mm1,545mm
ホイールベース3,215mm3,215mm3,215mm
最低地上高136mm136mm147mm
車両重量2,690kg[2,730kg]2,760kg2,120kg[2,160kg]
最小回転半径6.2m5.8m6.1m
トランク容量500L500L540L
最高出力システム544psシステム659ps381ps
0-100km/h4.7秒3.8秒5.4秒

[ ]内はリヤのマルチファンクション・シートを付けた車の値です。0-100km/hはヨーロッパ仕様車値(BMW自社データ)です。

i7 xDrive60の最小回転半径は6.2mですが、全車標準の後輪操舵が働く条件では5.8mになると公式に注記されています。

駐車場で気をつけたいこと

最低地上高はi7が136mmで、740iより11mm低くなります。重さも2.5tを超えるので、機械式駐車場は全幅と重量の両方の制限を確かめておきましょう。

駐車場ごとの考え方は7シリーズのサイズ一覧で詳しく見ています。

税金と維持費は?自動車税は740iの半分

先に結論

i7の自動車税(種別割)は年25,000円で、740iや740d xDriveの年50,000円の半分です。一方で、重量税は車両重量2.5t超3.0t以下の区分になります。

項目i7(xDrive60・M70)740i/740d xDrive
自動車税(年)25,000円50,000円
重量税の車両重量区分2.5t超3.0t以下2.0t超2.5t以下
エネルギー電気ハイオク/軽油
新車保証BMW CARE(3年・走行距離無制限)BMW CARE(3年・走行距離無制限)

自動車税は、2019年10月以降に新規登録した自家用乗用車の税率です。重量税の具体額や減税の適用は、購入時に見積もりで確かめておきましょう。

駆動用バッテリーの保証の年数や距離は、この記事では確かめきれていません。気になる方は、契約前に販売店で書面を見せてもらうのが安心です。

年間の総額は7シリーズの維持費の記事で、740iや740dと並べて見ています。

740iとi7、どちらを選ぶ?

先に結論

自宅で充電できて、静かさと税金の安さを重視するならi7 xDrive60です。充電の段取りを考えたくない方、トランクの広さや軽さを取りたい方は740iが合います。

i7 xDrive60の良さ
  • モーター走行で静かで、加速は0-100km/h 4.7秒
  • 自動車税が年25,000円と740iの半分
  • 4WDで雨や雪の日も安心感がある
  • V2H/V2Lで家に電気を送れる
i7 xDrive60で気になる点
  • 740iより162万円高い
  • 車重は740iより570kg重い
  • トランクは740iより40L小さい500L
  • 自宅に充電設備がないと使い勝手が落ちる

装備は7シリーズと共通の部分が多く、カーブド・ディスプレイやBowers & Wilkinsのサウンド(i7は17スピーカー)は標準です。後席の31.3インチ BMWシアター・スクリーン(Amazon Fire TV搭載)は797,000円のオプションです。

内装やアンビエントライトの話は7シリーズの内装の記事、画面の使い方はiDriveとカーブド・ディスプレイの記事で見ています。

ガソリン車の考え方は、BMW 740iの記事で比べてみてください。

BMW 7シリーズ買いたいドットコム

BMW 7シリーズの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、BMW 7シリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

見積もりを取る前に値引きの考え方を知っておきたい方は、トップ記事の7シリーズの値引き相場と交渉の順番を見ておくと安心です。

中古のi7を考えている方は、7シリーズの中古車の選び方と7シリーズのリセールと買取相場も参考になります。

よくある質問

BMW i7の新車価格はいくらですか?

2025年11月以降生産車のメーカー希望小売価格(消費税込)は、i7 xDrive60が18,280,000円、i7 M70 xDriveが22,840,000円です。税金や登録諸費用は別にかかります。

i7の航続距離はどのくらいですか?

WLTCモードの一充電走行距離は、i7 xDrive60が650km、i7 M70 xDriveが570kmです。実際の距離は気温や走り方で変わります。

i7 eDrive50はまだ買えますか?

i7 eDrive50は2025年6月に生産を終えています。いま選ぶなら中古か、販売店に残る在庫を探す形になります。

i7の自動車税はいくらですか?

電気自動車のi7は年25,000円の区分です。740iや740d xDriveの年50,000円の半分になります。

i7と7シリーズは別の車ですか?

車名は違いますが、i7は7シリーズ(G70)の電気自動車版です。全長5,390mm・全幅1,950mmのボディは740iと同じです。

まとめ

この記事の要点
  • BMW i7は7シリーズ(G70)の電気自動車版で、ボディは740iと同じ
  • 価格は2025年11月以降生産車でi7 xDrive60が1,828万円、M70が2,284万円
  • 一充電走行距離はWLTCでxDrive60が650km、M70が570km
  • 急速充電は90kWの充電器で10%から80%まで56分(BMWジャパン実測参考値)
  • 自動車税は年25,000円。ただし車重は740iより570kg重い
BMW 7シリーズ買いたいドットコム

BMW 7シリーズ買いたいドットコム 編集部

BMW 7シリーズの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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