BMW 7シリーズのロング(Li)とリムジン|標準ボディとの違いと現行の扱い

BMW 7シリーズのロングボディと現行モデルの違いを解説する記事のアイキャッチ

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後ろの席にゆったり座れる7シリーズが欲しくて、『ロングはどれ?』と探している方も多いですよね。

結論から言うと、現行の7シリーズ(G70)には「ロング」と「標準」の作り分けがありません。全車がホイールベース3,215mmの1ボディで、BMW自身が「いわゆるロング・ホイールベース仕様」と説明しています。

この記事では、Liの付く車名がいつまであったのか、中古でロングを選ぶ時の見方、クーペやワゴンはあるのかまで見ていきます。

目次

BMW 7シリーズのロングとは?今の7シリーズにLiはある?

先に結論

「740Li」「750Li」「M760Li」のようにLiが付くのは、先代G12までの名前です。2022年に日本で発売された現行G70は、740i・740d xDrive・i7のどれもがロング相当の1ボディで、車名にLiは付きません。

7シリーズのロングは、後ろの席の足元を広くするためにホイールベースを伸ばしたボディです。

運転手付きで後席に座る「ショーファードリブン」の使い方を想定した仕様なんです。

世代型式標準ボディロングボディ
2代目E32あり1988年からロング(L)を設定
4代目E65/E66E65E66
5代目F01/F02F01F02
6代目G11/G12G11G12(740Li・750Li・M760Li xDriveなど)
7代目(現行)G70作り分けなし全車ロング相当(ホイールベース3,215mm)
歴代7シリーズの標準ボディとロングボディの関係を示した図解

この表は、ロングの設定時期や型式が資料で確かめられた世代だけを載せています。

型式の数字が「標準」と「ロング」で分かれていたのは、先代までの話です。

現行G70は型式も1種類で、ボディの長さで選ぶ必要がありません。『どっちのボディにしよう』と迷わなくていいのは、今の7シリーズの分かりやすいところです。

現行G70のサイズは?ロングと同じ広さなのか

先に結論

現行G70は全長5,390mm、全幅1,950mm、全高1,545mm、ホイールベース3,215mmです(公式主要諸元・2025年11月版)。740iもi7もこの寸法は共通です。

『ロングが無いなら、後ろは狭いの?』と心配になりますよね。

実は逆で、G70は全車が先代のロングに近い長さを持たされています。公式リリースでも「全てのモデルにおいて、いわゆる、ロング・ホイールベース仕様」と書かれているんです。

項目(公式主要諸元)740i740d xDrivei7 xDrive60i7 M70 xDrive
全長5,390mm5,390mm5,390mm5,390mm
全幅1,950mm1,950mm1,950mm1,950mm
全高1,545mm1,545mm1,545mm1,545mm
ホイールベース3,215mm3,215mm3,215mm3,215mm
最小回転半径6.1m6.1m6.2m5.8m
トランク容量540L540L500L500L

例えばこんな会話をよく聞きます。

「先代のロングと比べて、後ろは狭くなっていませんか」
「今の7シリーズは全車がロング相当の長さなので、まずは後ろの席に座って比べてみましょう」

全長5,390mmは、一般的な駐車場の枠いっぱいになる長さです。全車に後輪操舵(インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング)が付いていて、小回りを助けてくれます。

機械式駐車場に入るかどうかは7シリーズのサイズ一覧と機械式駐車場で詳しく見ています。

後席の広さは試乗でどう確かめる?

数字だけ見ても、後ろの席の広さはなかなか想像しにくいですよね。

実際に確かめる時は、運転席ではなく後ろの席に座ってみるのがいちばん分かりやすいです。

後席を確かめる流れ
  1. 運転席を自分の運転姿勢に合わせる
  2. その後ろの席に座り、足元とひざ周りの余裕を見る
  3. 頭上の空間と、乗り降りのしやすさを確かめる
  4. オートマチック・ドアの開け閉めを試す
  5. 可能なら後席に座ったまま短い距離を走ってもらう

ショーファードリブンで使うなら、後ろに座る人が実際に乗ってみるのが一番です。

『運転は自分、後ろは家族』という使い方なら、家族と一緒に販売店に行って座ってもらうと、選ぶオプションも決めやすくなります。

リムジンや防弾仕様は買える?

先に結論

BMWジャパンの価格表に、車体を大きく伸ばしたストレッチ・リムジンは載っていません。後席を重視した仕様としては、エグゼクティブ・ラウンジ・シートやシアター・スクリーンなどのオプションで仕立てる形です。

「7シリーズのリムジン」と聞くと、車体を切って伸ばした特別な車を想像する方もいますよね。

現行の日本向けラインアップにそうした車はありません。代わりに、後席の快適装備がオプションでそろっています。

後席の装備(2025年11月版・税込)価格・設定
エグゼクティブ・ラウンジ・シート339,000円(リヤ・コンフォート・パッケージとの組み合わせ)、i7 M70 xDriveは標準
リヤ・コンフォート・パッケージ572,000円
リヤ・シート・エンターテインメント・エクスペリエンス(31.3インチ BMWシアター・スクリーン)797,000円
シート・ヒーティング(フロント&リヤ)全モデル標準
オートマチック・ドア全モデル標準

『後ろに人を乗せることが多いけど、全部付けるべき?』と迷いますよね。

後席にいつも人を乗せるなら、リヤ・コンフォート・パッケージとエグゼクティブ・ラウンジ・シートの組み合わせが候補になります。ただ、オプションを重ねるほど車両価格は上がります。誰がどのくらい後ろに座るのかを先に考えてから選ぶのがおすすめです。

後席の使い勝手は7シリーズの後部座席とシアター・スクリーンでまとめています。

防弾仕様について

BMWは2023年に「BMW 7シリーズ プロテクション」「BMW i7 プロテクション」という防弾仕様を発表しています。ただ、日本での販売の形や価格は確かめられなかったので、この記事では扱いません。

7シリーズのクーペ・オープンカー・ワゴン・SUVはある?

先に結論

7シリーズはセダンとして作られてきたモデルで、現行G70もボディはセダン1種類です。クーペやグランクーペが欲しいなら8シリーズ、同じ格のSUVならX7が候補になります。

『7シリーズのクーペは?』『ワゴン(ツーリング)は無いの?』と探す方もいますよね。

現行の7シリーズにはセダンしかありません。カブリオレ(オープンカー)やツーリングも、7シリーズの名前では設定されていないんです。

探しているボディ7シリーズにある?近い選択肢
ロング(Li)現行は全車ロング相当先代G12の中古
クーペ・グランクーペなしBMW 8シリーズ グラン クーペ
オープンカー(カブリオレ)なし他シリーズのカブリオレ
ワゴン(ツーリング)なし他シリーズのツーリング
SUVなしBMW X7
7シリーズに無いボディタイプと近い選択肢を並べた図解

7シリーズ・8シリーズ・X7のどれを選ぶかは、7シリーズと5シリーズ・8シリーズ・X7の違いで比べています。

中古でロングを選ぶなら?G12・F02の見方

先に結論

「Li」の名前が付いた7シリーズを狙うなら、中古のG12(2015年〜2022年頃)かF02(2009年〜2015年頃)が中心です。年式が古くなるほど修理費の備えが大事になります。

『どうしても740Liや750Liに乗りたい』という方もいますよね。

その場合は中古車から探すことになります。世代ごとの日本発売の目安は、次のとおりです。

型式日本での登場(目安)ロングの主な車名中古で見るところ
G122015年10月発表、2019年6月に改良740Li、750Li、M760Li xDrive、745Le改良前か後か、PHEVかどうか
F022009年3月発売、2012年9月に改良760Li、ActiveHybrid 7Lなど年式と整備記録
E662001年頃から(本国)年式で異なる部品の手に入りやすさ
ロングの中古を見る時のポイント
  • 車検証の型式で、G12かG11か(ロングか標準か)を確かめる
  • 点検記録簿で整備の履歴を見る
  • エア・サスペンションの状態を販売店に聞く
  • 後席の電動装備が全部動くかを試す
  • 保証が付くか、付けられるかを確かめる

中古のロングは、新車の時に後席のオプションがどこまで付けられていたかで中身がかなり違います。同じ740Liでも、装備の一覧を販売店に出してもらって比べてみてください。

「Li」の付く車は後席の装備が多い分、電装品のチェック箇所も増えます。動かない装備があると修理費が積み上がることもあるので、見落としたくないところです。

G11・G12の前期と後期の違い、よくある故障は7シリーズG11・G12とF01・F02は中古で買い?で詳しく書いています。

よくある失敗

「Liだから後席が広いはず」と思って、標準ボディのG11を買ってしまうケースです。車名だけでなく、車検証の型式でロングかどうかを確かめておきましょう。

ロングの中古は、標準ボディより台数が少ないこともあります。気になる1台が見つかったら、遠方の在庫でも写真と整備記録を送ってもらい、条件が合うかを先に確かめておくと無駄足を減らせます。

在庫を条件で絞って見たい方は、年式とボディを決めてから中古車サイトで探すと比べやすいです。

BMW 7シリーズ買いたいドットコム

BMW 7シリーズの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、BMW 7シリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

現行G70とロングの中古、どちらを選ぶ?

先に結論

後席の広さだけなら、現行G70でもロング相当の長さがあります。新しい運転支援や保証を重視するならG70、予算を抑えてLiの名前に乗りたいならG12の中古、という分け方が分かりやすいです。

『結局どっちがいいの?』と迷いますよね。ここでは、選ぶ理由を並べてみます。

現行G70を選ぶ理由
  • 全車ロング相当のホイールベース3,215mm
  • 新車ならBMW CARE(新車保証3年・走行距離無制限)が付く
  • 高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシストなど運転支援が標準
G70で気をつけたい点
  • 740i・740d xDriveは1,666万円(2025年11月以降生産車・税込)と高い
  • 740i・740d xDriveは2026年6月で生産終了し、在庫車の販売のみ
  • 2026年秋以降に大幅改良モデルの日本導入が予定されている(価格・グレードは未発表)

新型の動きが気になる方は、7シリーズの次の新型はいつ?も見ておくと判断しやすいです。現行モデルの特徴は7シリーズ現行G70の特徴、歴代の流れは7シリーズの歴代モデル一覧にまとめています。

値引きの交渉の順番は7シリーズの値引き相場と限界額で確かめてみてください。

よくある質問

現行のBMW 7シリーズにロングはありますか?

現行G70には標準とロングの作り分けがありません。全車がホイールベース3,215mmの1ボディで、BMWは「いわゆるロング・ホイールベース仕様」と説明しています。

740Liは今でも新車で買えますか?

740Li・750Li・M760Liは先代G12までの車名で、現行の新車ラインアップにはありません。乗りたい場合は中古車から探すことになります。

7シリーズのロングのサイズはどのくらいですか?

現行G70は全長5,390mm、全幅1,950mm、全高1,545mm、ホイールベース3,215mmです(公式主要諸元)。先代のロングは型式や年式で寸法が違うので、車検証や諸元表で確かめてください。

7シリーズのクーペやワゴンはありますか?

7シリーズはセダンのみで、クーペ・カブリオレ・ツーリングの設定はありません。クーペ系なら8シリーズ グラン クーペ、SUVならX7が近い選択肢です。

7シリーズの防弾車は日本で買えますか?

BMWは2023年に7シリーズ プロテクションとi7 プロテクションを発表していますが、日本での販売の形や価格は確かめられていません。気になる場合はBMW正規ディーラーに問い合わせてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 現行G70は全車ホイールベース3,215mmの1ボディで、ロングの作り分けは無い
  • 740Li・750Li・M760Liは先代G12までの車名
  • 日本の価格表にストレッチ・リムジンは無く、後席はオプションで仕立てる
  • 7シリーズはセダンのみ。クーペ系は8シリーズ、SUVはX7が候補
  • Liの中古を選ぶなら、車検証の型式でロングかどうかを確かめる
BMW 7シリーズ買いたいドットコム

BMW 7シリーズ買いたいドットコム 編集部

BMW 7シリーズの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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