アルピナB7とBMW 7シリーズの違い|生産終了と中古で選ぶポイント

夕方の石畳の街路に止まる濃紺の大型高級セダン

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7シリーズを調べていると、決まって名前が出てくるのが「アルピナB7」ですよね。『普通の7シリーズと何が違うの?今も新車で買えるの?』と気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、アルピナB7は先代G11/G12ベースが最後のモデルで、現行G70ベースのB7は発売されていません。今B7が欲しいなら、中古で探すことになります。

この記事では、B7と7シリーズの違い、現行7シリーズとの値段の比べ方、中古B7で見ておきたい点を順に見ていきます。

目次

アルピナB7ってBMW 7シリーズと何が違うの?

先に結論

アルピナB7は、BMW 7シリーズを土台にアルピナが走りと内外装を仕立て直したモデルです。土台は同じでも、別ブランドの車として売られてきました。

アルピナは、BMWの車をベースに独自のエンジン調整や足回り、内装を手がけてきたドイツのメーカーです。B7はその7シリーズ版の名前なんです。

見た目はほぼ7シリーズですが、専用のホイールやストライプ、内装の仕上げで「分かる人には分かる」作りになっています。

実は、B7はBMWの正規ディーラーで扱われることも多く、整備の入り口は7シリーズと大きく変わりません。ただ、部品やソフトの一部が専用になる点は覚えておきましょう。

比べる点アルピナB7BMW 7シリーズ(現行G70)
ベース先代G11/G12まで現行G70(2022年7月日本発売)
新車で買えるか買えない(生産終了)740i・740dは在庫車のみ、i7は販売中
作り手アルピナ(現在はBMWグループ)BMW
最上級の位置づけB7がアルピナの7シリーズ版i7 M70 xDrive(2,284万円)
中古の探し方台数が少なく、条件を絞りにくいG70・G11とも台数は比較的多い

表の価格は、2025年11月以降生産車両のメーカー希望小売価格(消費税込・BMW公式価格表)です。

アルピナB7と現行BMW 7シリーズの買える状況の違いを並べた図解

今、新車でアルピナB7は買えるの?

ここを勘違いしやすい

現行G70ベースのアルピナB7は発売されていません。「新型B7」の価格をネットで見かけても、日本では正式な発表はありません。

『でも、どこかで新しいアルピナの7シリーズの話を見た気がする…』という方もいるはずです。その話自体は本当なんです。

BMWグループは2026年1月1日に、アルピナのブランドを完全に取得しました。今はグループ内のラグジュアリー・ブランド「BMW ALPINA」として再出発しています。

その第1弾が、G70の大幅改良(LCI)をベースにした7シリーズだと報道されています。報道では2027年の登場とされ、V8を積むとも言われています。

ただ、日本への導入、車名、価格はどれも発表されていません。ここが大事なところで、今の時点では「待てばいつ、いくらで買える」とは言えないんです。

7シリーズ本体の今

現行の740i・740d xDriveは2026年6月で生産を終え、以降は在庫車の販売のみです。7シリーズ本体の大幅改良も2026年4月にグローバル発表されましたが、日本の発売時期・価格・グレードは未発表です。

7シリーズ本体の次の型について詳しくは7シリーズの次の新型とLCIの見通しで追っています。

B7の代わりに現行7シリーズを選ぶなら、どれが近い?

アルピナB7に惹かれる理由は、人によって違いますよね。「速くて上質」が欲しいのか、「人と被らない」が欲しいのかで、近い選び方が変わります。

まずは現行7シリーズの価格を並べておきます。

モデル駆動パワートレイン価格(税込)
740i Excellence/M Sport後輪駆動3.0L直6ガソリン+48Vマイルドハイブリッド(381ps)16,660,000円
740d xDrive Excellence/M Sport4WD3.0L直6ディーゼル+48Vマイルドハイブリッド(システム299ps)16,660,000円
i7 xDrive60 Excellence/M Sport4WD電気モーター前後2基(システム544ps)18,280,000円
i7 M70 xDrive4WD電気モーター前後2基(システム659ps)22,840,000円

2025年11月以降生産車両のメーカー希望小売価格(BMW公式価格表)。740i・740d xDriveは2026年6月で生産終了し、在庫車の販売のみです。

速さを求めるなら
  • i7 M70 xDriveはシステム659ps・最大トルク1,015Nm
  • 0-100km/h加速は3.8秒(欧州仕様の公表値)
  • エグゼクティブ・ラウンジ・シートが標準
気をつけたい点
  • 電気自動車なのでエンジン音や給油の感覚はない
  • 価格は2,284万円で7シリーズの中で一番高い
  • 車両重量は2,760kgと重い

「上質さ」を重く見るなら、Excellence(エクセレンス)が近い選び方になります。クローム基調で落ち着いた仕立てなので、アルピナの控えめな高級感に通じるところがあるんです。

グレードごとの違いはM SportとExcellenceの違いで詳しく見ています。全モデルの価格は7シリーズの新車価格一覧で比べられます。M70の位置づけはi7 M70とV12の系譜も読んでみてください。

中古でアルピナB7を選ぶ時、何を見ればいい?

先に結論

B7の中古は台数が少ないぶん、「本物か」「どう整備されてきたか」を書類で確かめるのが先です。見た目や走行距離はその次で構いません。

例えばこんな会話になりがちです。

「この個体、アルピナのホイールが付いてますね。B7ですか?」
「ホイールは後から替えたものかもしれません。書類で確認してみましょう」

7シリーズにアルピナ風の部品を付けた車もあるので、見た目だけでは判断できないんですよね。

中古B7で確かめたいこと
  • 車検証の車名・型式と、販売店の説明が合っているか確認する
  • 車内のシリアル番号入りプレートなど、アルピナの証明が残っているか見る
  • 正規ディーラーやアルピナに詳しい工場での整備記録があるか確認する
  • 新車時の保証書・取扱説明書・スペアキーが揃っているか確かめる
  • エア・サスペンションの車高が左右で揃っているか見る
  • 試乗で警告灯が出ないか、変速がなめらかか確かめる
中古のアルピナB7を選ぶ時に確かめたい4つの点の図解

ベースが先代G11/G12なので、弱点も7シリーズの先代と重なります。よく話題になる故障や前期・後期の違いはG11・G12とF01・F02の中古の選び方にまとめています。

B7の中古は高い?安い?値段の見方

『アルピナって、中古だと案外手が届くのでは?』と思う方もいるはずです。ここは一概に言えないところなんです。

新車でB7を作る流れが止まり、現行G70ベースのB7も無いので、程度の良い個体は値段が下がりにくい傾向があると言われます。

一方で、大きな高級セダンは維持費や修理費の重さから、年式が進むと値段が下がる面もあります。

値段は幅で見る

中古の価格は、年式・走行距離・整備記録・地域・時期で大きく変わります。「いくらが相場」と1つに決めず、同じ条件の個体を何台か並べて比べるのが現実的です。

7シリーズ全体の値下がりの仕方は7シリーズのリセールと買取相場で年式別に見ています。B7を買った後に手放す時のことも、一度考えておきましょう。

在庫を見る時は、年式と走行距離に加えて「修復歴」「整備記録の有無」で絞ると、比べやすくなります。

BMW 7シリーズ買いたいドットコム

BMW 7シリーズの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、BMW 7シリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

B7を探す前に決めておきたいこと

『いい個体が出たらすぐ買いたい』という気持ち、よく分かります。ただ、台数の少ない車ほど、探し始める前の準備で結果が変わるんです。

中古B7探しの順番
  1. 予算を「車両価格」と「購入後1年の整備費」に分けて決める
  2. 整備を任せられる正規ディーラーや専門工場を先に見つけておく
  3. 年式・走行距離・ボディ色の優先順位を決める
  4. 候補が出たら整備記録と書類を取り寄せて確かめる
  5. 試乗と、可能なら第三者の点検を受けてから決める

特に大事なのが、2番目の整備先です。買ってから探すと、受けてもらえる工場が見つからず困ることもあるんですよね。

予算も車両価格だけで考えないでおきましょう。大きな高級セダンは、タイヤやエア・サスペンションなど、一度に出ていく費用が大きくなりやすいからです。

「この予算なら、どのくらいの年式が狙えますか?」
「時期で変わるので、まずは整備費も含めた総額で考えてみましょう」

7シリーズの維持費の内訳は7シリーズの維持費は年間いくら?で見られます。B7も土台は同じ7シリーズなので、考え方の参考になりますよ。

B7と普通の7シリーズ、結局どっちを選ぶ?

ここまで読んで、まだ迷っている方も多いですよね。最後に、向いている人を分けておきます。

アルピナB7(中古)が向く人
  • アルピナという名前と仕立てに価値を感じる
  • 台数の少ない車を時間をかけて探せる
  • 専門の整備先を確保できる
現行7シリーズが向く人
  • 新しい運転支援や装備を使いたい
  • 新車保証(BMW CARE)で安心して乗りたい
  • 在庫車や認定中古車から選びたい

現行7シリーズを新車で買う場合、BMW CAREの新車保証は3年・走行距離無制限で、BMWサービス・インクルーシブも3年付きます。この安心感は、年式の進んだB7には無い部分です。

ただ、アルピナでしか味わえない雰囲気があるのも事実ですよね。どちらが正解というより、何に1,600万円を超えるお金を払うかの話なんです。

新車の7シリーズを選ぶなら、7シリーズの値引き相場と交渉の順番を先に読んでおくと、見積もりの見方が変わります。

よくある質問

アルピナB7は今でも新車で買えますか?

買えません。B7は先代G11/G12ベースが最後で、現行G70ベースのB7は発売されていません。今は中古で探すことになります。

新しいアルピナの7シリーズはいつ日本に来ますか?

未定です。BMW ALPINAの7シリーズベースの新型は2027年に登場すると報道されていますが、日本導入・車名・価格は発表されていません。

アルピナB7は正規ディーラーで整備できますか?

扱っている店舗もありますが、店舗によって対応は違います。購入前に、近くの正規ディーラーや専門工場に整備を受けてもらえるか聞いておくと安心です。

現行7シリーズでB7に一番近いのはどれですか?

速さならi7 M70 xDrive(2,284万円)、落ち着いた上質さならExcellenceが近い選び方です。好みで選んでみてください。

B7の中古は値下がりしにくいですか?

程度の良い個体は下がりにくい傾向があると言われますが、年式や整備状態で大きく変わります。同じ条件の個体を何台か比べるのが確実です。

まとめ

この記事の要点
  • アルピナB7は先代G11/G12ベースが最後で、現行G70ベースは未発売
  • BMW ALPINAの7シリーズベース新型は2027年登場と報道、日本導入は未定
  • 現行7シリーズは1,666万〜2,284万円、740i・740dは2026年6月で生産終了し在庫のみ
  • 中古B7は書類と整備記録で本物か、どう整備されてきたかを先に確かめる
  • 新車保証で安心したいなら現行7シリーズ、名前と仕立てに惹かれるならB7
BMW 7シリーズ買いたいドットコム

BMW 7シリーズ買いたいドットコム 編集部

BMW 7シリーズの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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