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7シリーズに乗っている、または中古で買おうとしていると、故障の話はやっぱり気になりますよね。『BMWの大きいセダンは壊れやすいって聞くけど本当?』という不安を持つ方も多いはずです。
結論から言うと、新しいうちは保証でカバーされ、年数と距離が進むと1回の修理費が大きくなりやすい車です。部品が多く高価なので、壊れた時の金額で「壊れやすい」と感じやすいんです。
この記事を読めば、どこが壊れやすく、いくらくらいかかるのかの目安がつかめます。
7シリーズは本当に壊れやすい?
「よく壊れる」より「壊れた時に高い」車です。電子制御の部品とエアサスが多いので、保証が切れた後の備えが大事になります。
7シリーズはBMWのフラッグシップなので、装備の数がとにかく多い車です。現行G70では、エアサスや後輪操舵、オートマチック・ドアまで全モデル標準です(公式価格表)。
装備が多いということは、年数が経った時に手が入る部品も多いということです。1つ1つの部品も大きく、交換すると金額が上がりやすいんです。
新車には「BMW CARE」が標準で付きます。新車保証3年(走行距離無制限)と、BMWサービス・インクルーシブ3年の組み合わせです(公式価格表)。
- 新車から3年のBMW CAREの期間
- 正規ディーラーで点検を続けている車
- 走行距離が少なく、記録簿がそろっている中古車
- 保証が切れた4年目以降
- 10万km前後まで走った車
- 点検の記録が途切れている中古車
例えばこんな会話がよく交わされます。
「7シリーズって壊れやすいんですか?」
「新しいうちは保証があるので安心です。古くなってからの修理代は、国産車より大きめに見ておいたほうがいいですね」
よくある故障はどこ?部位別の症状と修理費の目安
よく話題に上るのは、エアサス、冷却系、オイル漏れ、バッテリーと電装品です。修理費は1か所で数万円から数十万円まで幅があります。
『具体的にどこが壊れるの?』というのが一番知りたいところですよね。年数の経った7シリーズでよく聞く部位を、症状と一緒に並べました。
修理費は一般的な目安で、世代、部品の種類、正規ディーラーか専門店かで大きく変わります。実際の金額は、見積もりで確かめてみてください。
| 部位 | よくある症状 | 修理費の目安 |
|---|---|---|
| エアサスペンション | 一晩で車高が下がる、警告が出る | 1か所10万〜20万円程度 |
| 冷却系(ウォーターポンプ・サーモスタット) | 冷却水の警告、水温が上がる | 10万〜20万円程度 |
| ラジエーター・冷却水のホース | 甘いにおい、地面に冷却水の跡 | 数万〜20万円程度 |
| エンジンのオイル漏れ(ガスケット類) | 焦げたにおい、下回りのにじみ | 数万〜20万円程度 |
| 12Vバッテリー | エンジンがかからない、警告表示 | 5万〜10万円程度 |
| フロントガラス | 飛び石のひび | 数十万円になることも |
金額は時期と地域でも変わります。高く感じたら、BMWに慣れた専門店にも見積もりを出してもらうと比べやすいです。

エアサスは7シリーズの定番の悩み
7シリーズでいちばん相談が多いのがエアサスです。空気ばねは消耗する部品なので、年数が経つとどこかで手が入ると考えておきましょう。
症状の見分け方や、バネサスに替える話はエアサス故障の記事で詳しく書いています。
フロントガラスは交換費用が高め
現行7シリーズは、BMWヘッドアップ・ディスプレイが全モデル標準です(公式価格表)。運転支援用のカメラもフロントガラスまわりにあります。
そのため、ガラスを替えた後にカメラの調整(エーミング)が必要になることがあります。小さな飛び石のうちに、リペアできるか相談してみてください。
BMW i7は故障の中身が少し違う
電気自動車のBMW i7には、エンジンもオイルもありません。そのため、オイル漏れや冷却系のウォーターポンプといったエンジン車の定番の悩みは、そのままは当てはまりません。
一方で、エアサスや後輪操舵、オートマチック・ドアなどはエンジン車と同じく標準です。車両重量も2,690〜2,760kgと重いので、足回りやタイヤへの負担は大きめと考えておきましょう(公式主要諸元)。
冷却水の警告が出たら?補充とラジエーター交換の目安
エンジンが冷えてから量を確かめ、指定の冷却水を足します。足してもまた減るなら、どこかで漏れているので点検に出しましょう。
メーターに冷却水の警告が出ると焦りますよね。『このまま走って大丈夫?』と思ったら、まずは安全な場所に止めるのが先です。
- 安全な場所に止めて、エンジンを止める
- 30分以上待って、エンジンが冷えるのを待つ
- ボンネットを開け、冷却水のリザーバー・タンクの位置を取扱説明書で確かめる
- キャップをゆっくり開け、量の目盛りを見る
- 足りなければBMW指定の冷却水を目盛りまで足す
- 数日以内に、ディーラーか整備工場で漏れを点検してもらう
走った直後は冷却水が高温で、圧もかかっています。熱いうちにキャップを開けると、吹き出してやけどをすることがあります。
冷却水の補充自体は、手順さえ守れば難しくありません。ただ、BMWは冷却水の種類が指定されているので、適当な市販品を混ぜないようにしておきましょう。
補充しても数日でまた減るなら、ラジエーターやホース、ウォーターポンプからの漏れが疑われます。ラジエーター交換は、部品と工賃で10万〜20万円程度が目安です。

ボンネットの開け方はボンネットやバッテリーの場所と開け方にまとめています。
中古で買うなら?世代で違う注意点
中古の7シリーズは、世代より「記録簿があるか」と「どこまで直してあるか」で選ぶのが安全です。
7シリーズの中古は、新車の頃より大きく値下がりしていて魅力的に見えますよね。ただ、安い理由が修理の先送りということもあるんです。
| 世代 | 型式 | 中古で気にしたいところ |
|---|---|---|
| 5代目 | F01・F02(2009年3月日本発売) | 年数が経っているのでエアサス、冷却系、オイル漏れはまとめて点検。V8車はオイル漏れと消費も確かめる |
| 6代目 | G11・G12(2015年10月日本発表) | エアサス、オイルのにじみ、バッテリーと電装品。740e・745eなどPHEVは駆動用バッテリーの状態も見る |
| 7代目(現行) | G70(2022年7月日本発売) | 新しい車は保証の残りを確認。BMW CAREの引き継ぎ条件も聞いておく |
『修理済みと言われたけど、どこまで直したのか分からない』ということもあります。整備記録簿と交換部品の明細を見せてもらうと安心です。
- 整備記録簿があり、点検が途切れていない
- エアサスやウォーターポンプの交換歴を聞く
- 一晩置いた後の車高が左右でそろっている
- 警告灯が消えたままエンジンがかかる
- 保証付きか、保証の範囲はどこまでか
先代のG11・G12やF01を検討している方は、G11・F01は中古で買い?も読んでみてください。安い個体の見分け方は7シリーズの中古はなぜ安い?にまとめています。
リコールはどう調べる?
自分の車のリコールは、車台番号を入れて調べるのが確実です。国土交通省とBMWの公式サイトで確かめられます。
『自分の7シリーズにリコールが出ていないか心配』という方もいますよね。リコールは年式やモデル、製造時期で対象が細かく分かれます。
型式だけで判断すると、対象外なのに不安になったり、逆に見落としたりすることがあります。車検証にある車台番号で調べてみてください。
- 車検証で車台番号を確かめる
- BMW公式サイトのリコール情報か、国土交通省の自動車リコール情報で検索する
- 対象なら、正規ディーラーに連絡して修理の日を決める
リコールの修理は無償です。中古で買った車でも対象になるので、買った直後に一度調べておくと安心です。
修理費が高い時、直す?手放す?
修理費が今の車の価値に対して大きいなら、直す前に一度「今いくらで売れるか」を調べておくと判断しやすくなります。
例えばエアサスとウォーターポンプが同じ時期に重なると、合わせて数十万円になることもあります。年数が経った7シリーズだと、車の値段に近い額になることもあるんです。
「直して乗り続けるか、売って買い替えるか、迷うんですよね」
「まずは修理見積もりと、今の買取額の両方を並べてみましょう」
修理前の状態でも、売ることはできます。警告灯や不具合は正直に伝えたうえで、何社かに見てもらうと差が分かります。
年式やグレードで値段がどう下がるかは7シリーズのリセールと買取相場にまとめています。
BMW 7シリーズ買いたいドットコム
BMW 7シリーズの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、BMW 7シリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
壊れにくく乗るには?日ごろできること
定期点検を続けることと、警告が出たら早めに見てもらうことです。小さな不具合のうちに直すほど、修理費は小さく済みます。
壊れないようにするには、特別なことより毎日の積み重ねが大事です。7シリーズは警告の表示が細かいので、メーターに出たメッセージを見逃さないようにしましょう。
- 警告灯やメッセージが出たら、その日のうちに内容を確かめる
- 駐車場の地面に液体の跡がないか、ときどき見る
- 一晩置いた後、車高が下がっていないか見る
- 乗らない期間が長い時は、バッテリーの状態に気をつける
- オイル交換と点検を、決められた時期に受ける
バッテリー上がりは、乗る回数が少ない車ほど起きやすいトラブルです。対処法と交換費用はバッテリー上がりと交換の記事で詳しく書いています。
新車で買うなら、BMW CAREの期間が切れる前に、有償の延長プラン(BMW CARE GOLD・PLATINUM)を検討するのも1つの方法です。内容と価格は正規ディーラーで確かめてみてください。
これから買う方は、値引きの考え方を7シリーズの値引き相場で先に見ておくと交渉が楽になります。
よくある質問
BMW 7シリーズは壊れやすいですか?
よく壊れるというより、壊れた時の修理費が大きくなりやすい車です。新車から3年はBMW CAREの保証があり、年数が経ってからの備えが大事になります。
冷却水は自分で補充してもいいですか?
エンジンが冷えてから、BMW指定の冷却水を目盛りまで足すことはできます。足してもすぐ減る時は漏れの可能性があるので、点検に出しましょう。
ラジエーター交換の費用はどれくらいですか?
部品と工賃で10万〜20万円程度が目安です。世代や部品の種類、依頼する店で変わるので、見積もりで確かめてください。
中古の7シリーズで故障が多いのはどこですか?
エアサス、冷却系、オイル漏れ、バッテリーと電装品がよく話題になります。整備記録簿と交換歴を確かめてから選ぶと安心です。
リコールはどこで調べられますか?
BMW公式サイトのリコール情報か、国土交通省の自動車リコール情報で、車台番号を入れて調べられます。
まとめ
- 7シリーズは「よく壊れる」より「壊れた時に高い」車
- よく聞く故障はエアサス、冷却系、オイル漏れ、バッテリー
- 修理費は1か所で数万円から数十万円まで幅がある
- 冷却水はエンジンが冷えてから指定品を足し、減り続けるなら点検
- リコールは車台番号で調べるのが確実





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